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宮田勝重先生を偲ぶ会

宮田先生
この度、理事 宮田勝重先生が、去る10月24日(水)に急逝されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

尚、通夜並びに葬儀は、故人のご遺志により、御親族のみで執り行われましたが、
宮田勝重先生と御縁のあった方々がお集まりになり、宮田先生の思い出やエピソードを語りながら、故人の歩まれた足跡を振り返りたく「偲ぶ会」が12月15日学士会館にて行われました。

宮田先生の先駆的で、エネルギッシュなご活動、ご人脈に改めて圧倒され、またその遺志を引き継ぐべく責任を感じさせられる会となりましたことをご報告させて頂きます。

1月19日に開催されますアニマルセラピー部会では会員の皆様とご一緒に宮田先生に感謝の気持ちとお祈りをささげたいと思います。(事務局 東敦子)

キャリア教育(5/12)

 2012年5月12日の日本総合的セラピー研究会全体会では、特別講演として、岡山県立高松農業高等学校の原敬一先生にご講演いただきました。テーマは、「あこがれの動物職に着くために~高等学校動物関連学科におけるキャリア教育の取り組み~」でした。
1-2 原 氏1
 原先生からは、学校のねらいやカリキュラム、実際の授業の様子、進路の調査状況、長年授業と進路指導にあたってきて、原先生が感じていらっしゃることなど、さまざまな側面から、有意義なお話をいただきました。講演をお聞きする前は、一般の高等学校ではなく、専門性のある高等学校に行かれているからには、当然、卒業後は、動物に関係した職業に就かれたり、進学をされたりする方が多いのだろうと思っていました。しかし、現実には、動物関係の職業に就かれている方は少なく、就いたとしても、離職してしまう方も多くいらっしゃるということで、正直驚きました。しかし、キャリア教育という視点で考えると、動物関係の仕事に就くことのみが、正しいゴールということではなく、高等学校の中で、将来に向けての「コミュニケーション力」、「生きていくための力」など、社会で求められるであろう「人間力」をつけていくことが大変重要なのだということを学ばせていただきました。

 アニマル部会では、北村先生から、「動物の福祉」というテーマをご提案いただき、それぞれに意見交換しました。人間の立場、動物の立場など、いろいろな側面から意見が出され、すでに自分の立場や信念がしっかりと確立した上で、「動物福祉」に向き合う方、まだまだ、経験も少なく、「動物の福祉」についての考えもこれからという方、実際に動物介在活動を行いつつ「動物の福祉」について、どう考えていったらよいか模索中の方などなど・・・。
3-1 YG会1 3-2 まとめ2 北村氏 
 あらためて「動物の福祉」について考えていく、よい機会となりました。

 今後も、アニマル部会の中で、「動物」と「人間」について、ワイワイガヤガヤと意見交換していけるといいのでは、と感じています。

2011年度アニマルセラピー部会が開催されました(11/12)

 今回アニマルセラピーについては長野県立木曽養護学校教諭・岡村真子氏が「木曽馬による知的障害児への乗馬活動の実践」を発表してくださいました。
岡村氏
 木曽養護学校は在学生が少人数で、「木曽馬の里」が近隣にある等乗馬セラピーを行うことに、よい環境に恵まれているそうです。
 実際に乗馬セラピーを行う児童は年度初めに参加希望を募り、参加者を決めるそうですが、参加することが決まると、「木曽馬の里」のインストラクターさんや担任の先生、スーパーバイズをして下さる先生と連携をとり、計画を立て身体面の目的だけでなく、乗馬セラピー、馬の世話などを通して認知・言語課題にも挑戦しているそうです。
 馬がいる場では要求・発声ができるなど、数値などでは表せないアニマルセラピーの効果をまた拝見することができました。

 さて、アニマル部会としては聞き逃せない!
 今回は動物看護師の国家資格についての特別シンポジウムもありましたが、こちらではこれから動物看護師を目指す多くの学生も参加し、桜井富士朗氏、福所秋雄氏、細井戸大成氏を話題提供者にお迎えし、熱い討論を交わすことができました。
Q&A 2 Q&A 1
 ディスカッションでは様々な質問が出てきました。
 国家資格化のメリットは?獣医は動物看護師の教育内容を知っているのか?動物看護師資格の国家資格への移行は早すぎないか?カリキュラムの中に飼い主との関わり方など、人についての教育が少ないのでは?国家資格化すると雇用しづらいのでは?また、現在動物看護師として働いている方からは、現場の動物看護師は国家資格化を知らない、現在の動物看護師はどうなるのか?現場はどのような手段で意見を述べたらいいのか?など、国家資格化の話が進む中、それを知らない現場とのギャップもあることを知りました。
特にこの中で、カリキュラムに飼い主との関わり、人についての教育が少ない、という議論が出たのは「日本総合的セラピー研究会」だからこそ!出た意見ではないかと思いました。看護師は獣医と飼い主をつなぐ架け橋でもあり、飼い主が初めに悩みを相談する相手、技術面中心の獣医ではまかなえない部分をフォローするのが動物看護師、ということで、動物看護師も動物だけでなく“人”にも重きを置く必要があり、その点は獣医も重要な部分と考えている、とのことでした。
 まだまだ混乱は続きそうですが、現場の動物看護師も、これから動物看護師を目指す学生も様々な組織に積極的に参加し、国家資格化へ向けて意見を述べ、疑問を解消していく必要があると感じました。


2011年度全体会のご報告

今現在の日本人の最大の関心事はやはり東日本大震災でしょう。
亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。また被害にあわれた方の一日も早い復興を願っております。
今回のJaTTS総会の研修会は、「大震災を乗り越えるために我々ができること~総合的セラピーの視点から考える」でした。まず初めに、ドッグトレーナーの村瀬英博先生より、被災地における救助犬との生存者の捜索・救出活動を行ったご報告を頂きました。大きな画面に映し出された悲惨な状況の写真に心が痛みながらも、村瀬先生の救助犬のチームや各国からの支援チームなどが必死で救助を行ったお話に聞き入りました。
2011むらせ先生
2011よこやま先生

次の講師の横山章光先生は精神科医です。被災地の方々への心理的援助などについてお話されました。
今回のような震災の場合には、いわゆる心理的ケアを行う際に、対象者は家を流され家族を失っている、というところをまず見ないわけにはいかない。遺体を目にして確認することで、家族の死をやっと認め心に受け入れることができる、その大切さや、大き過ぎるショックを受けた時に、だれかがただそばにいることの大切さ、そのようなことは精神的ケアを説明する教科書には書かれていない。一体このような事態で私たちには何ができるのか、という重い問いを頂きました。
また、これからは一度精神的に落ち着いたとしても、PTSDの場合には脳の一部の働き・しくみ自体が変わってしまうと言われており、今後長い間、フラッシュバックなどに悩まされていく人が、これから徐々に出てくるだろう。このような大震災での総合的セラピーとは何なのか、と考えると、アニマルセラピーや音楽療法などは、震災直後には不謹慎だと思われてしまう。しかしながらこれからは、そういった分野からの心のケアによる復興というのもあってもよいのではないか、というお話がありました。
被災しなかった人の中でも、3月以来無力感に陥った人は多いことでしょう。誰もが経験したことのない大規模災害なのですから、そこからの復興も初めてのことなのです。試行錯誤の日々がしばらく続くことでしょう。その重さに耐えながらも前を向いて進み、経験を次の世代に伝えていくことが求められていると思いました。

2011年度全体会にてYG会を開催しました(5/7)

今回のアニマル部会は20名の方たちでワイワイガヤガヤしてきました♪
人数が多く時間が短かったため、YG会はほとんど自己紹介で終わってしまい、少し残念…今回、横山先生の『大震災を乗り越える為に我々ができること~総合的セラピーの視点から考える』というお話や、村瀬先生から救助の際の現地の様子などをお聞きでき、皆さんとても関心が高まっていて、もっとこんなことが聞きたいあんな話がしたいとみんなウズウズしていました。

自己紹介では名前・所属・興味のあることをお聞きしました。すると…
なんと20名のうち12名が学生(大学生・大学院生)さんでした!!
多くの学生がアニマルセラピーに興味を持ってくれているんだなぁととても驚きました。話を聞いていくと『今後こんな勉強をしていきたい。』『将来はこんな仕事がしたい。』『今回参加してみて、視野を広げたいと思った。』など、とっても意欲的!!
また、学生たちの話を聞くなかで、『今、震災をうけた人に対してはたくさんの支援が行われているが、動物に対しての支援やセラピーも必要なのではないか?』や『アニマルセラピーについて動物愛護の視点から考えてみたい。』などの意見があり、アニマルセラピーについての考え方が変わってきているんだなぁと、私の方が勉強させていただきました…

こういった、いろんな職種の方や立場の方と話せる機会はとても少なく、大変貴重な時間だったと思います。いままで感じなかったことも、少し視点を変えてみるとこういう見方もできるのだと、とても勉強になりました!!次回のアニマル部会も楽しみで仕方ありません!!


最後に、今回の講義やYG会を通して…
震災を受けた方、受けていない方、立場が違って考え方も感じ方も違う中、今私たちにできることは何でしょうか?
私は現地に駆け付けて復興のお手伝いをすることはできませんが、節電など普通の生活の中でできるお手伝いをして行けたらなと思っています。
みんなで少しずつ頑張っていきましょう!!

(アニマルセラピー担当:松浦)
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